スープの上で

雑多なメモ

技術書典にサークル参加して得た知見(というか反省)

にほんももんがです。 台風が近づいておりますが、本日無事に技術書典3に参加し、本を頒布することができました。

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サークル参加した中で得た知見がいくつかありましたので、今後はじめてサークル参加する方に向けて知見(というほどでもないかもしれないですが…)を共有します。

準備編

まず、今回(10月22日開催)の技術書典の締め切りは3ヶ月前の7月下旬に締め切りがありました。 私は締め切りギリギリ(7月23日)に申し込み、8月ごろから準備を始めました。

  • テーマ決め
  • 目次決め
  • (悪名高きエクセル方眼紙を使って)スケジュール決め

くらいまでを8月中には行っていました。 この時点では、「9月一杯の土日とシルバーウィークを使って執筆し、10月上旬には入稿する」という予定でした。 とにかく、誰がなんと言おうと当初はそういう予定だったんです。

ネタ収集編

9月初旬、ネタ集めのためいくつかハニーポットを構築・運用し始めます。 以前にも以下の通り運用していたことはありましたが、運用費が家計を直撃していたので(AWSでT-pot運用は月7千円くらいはかかりました。年間8万4千円、帰郷費3回分だなと思うとでかすぎます、ていうかそのお金を学資保険に回したい…)、今回は家計を圧迫しない運用を目指そうといろいろな方法やサービスを比較していました(が、結局大手クラウドサービスが安いし利便性が良いというおもしろくもなんともない結果に…)。

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ここまでは順調でした。ここまでは。

頒布物制作編

それまではほぼスケジュール通りだったものの、ハニーポット構築後、土日はほぼ寝込む(というか平日も寝込む)という体調不良に10月中旬まで見舞われてしまい、頒布物は絶望的だ…と思いながら布団の中でうんうん唸っていました。

しかし、そこでお布団で横になりながらスマホでちょくちょく原稿を書くという諦めの悪さを発揮し、割増料金にはなってしまいましたがなんとか入稿することができました(この時点で10月18日、つまりイベント4日前でした)。

印刷所さんにめっちゃ迷惑かけてしまった編

しかしながら、印刷所さんに頼んでの印刷ははじめてだったため、データ不備でめちゃくちゃご迷惑をかけてしまいました。 ちなみに利用したのは日光企画さんのオンデマンド平閉じフルカラーセットです。

画像の濃淡がなさすぎる

GCPのコンソールやビューワーのWebインターフェースなどで使われている灰色のラインなどが薄く、そのままの状態ではすべて白に見えてしまうかもしれない、と指摘がありました。

⬇️濃淡薄すぎ画像 f:id:haruna_nishiwaki:20171022173510p:plain

⬇️最終的に採用した画像 f:id:haruna_nishiwaki:20171022173553p:plain

結局全体的に画像を差し替えさせていただき、ことなきを得ました。

トンボの位置が仕上がりサイズにかぶって入っている(トンボが見えた状態の仕上がりになる)

なぜか「特定のツールでトンボを設定する方法はわかるがどういうトンボが正しい状態か理解していない」という中途半端な理解度でトンボをつけたため(なんちゅう良い加減な)、なんと仕上がり位置から余白(ドブ)を入れずにトンボを入れてしまうというミスを犯していました。

トンボはあくまで仕上がり位置のガイドなので、仕上がり位置+余白3ミリ以上(3ミリよりも多くていい)の外側に入れないといけません。

この「仕上がり位置+3ミリ以上の余白(ドブ)の外側」という指定が最初どういうことかまったくわかっていなかったのですが、これ見てやっと意味を理解しました(遅い)。

Illustrator初期設定(サイズとトリムマーク"トンボ"設定方法)|Illustrator入稿・印刷データ作成方法/注意点|印刷通販の【WAVE】

なぜそんな中途半端な知識でトンボを入れたのか今となってはよくわからないのですが、ツールを使うのもはじめて&トンボを入れるのもはじめて&作業日が締め切り日という切羽詰まり具合だったのでそのせいかと思われます…😫

⬇️ダメなトンボ(仕上がりサイズちょうどに入れたためトンボが重なって表示されている) f:id:haruna_nishiwaki:20171022181428p:plain

⬇️正しいトンボ(ずれて表示される) f:id:haruna_nishiwaki:20171022181455p:plain

トンボの位置を修正したはいいが、余白が少なすぎる

上記の図で「おお、正しい位置に入れられた!」と喜び勇んで差し替え入稿をしたわけですが、実際は余白(ドブ)が3mミリに達しておらず(今回はサイズ計算を間違えるというポカ)、「探したらトンボが見えちゃうかも…」と印刷所の方から連絡がありました。

もう差し替えできる期限を過ぎてしまっているため、そのままでお願いします、とお伝えしましたが、そもそもそれまでに適当すぎる原稿を入稿するなって感じです…反省しています。

印刷所の方にはめちゃくちゃご迷惑をかけてしまいましたが、終始丁寧に応対してくださって救われました…。

当日編

その後なんとか入稿が完了し、イベント当日まで時間があったので、電子版のQRコードが入ったチラシを作っていました。

前日にチラシを印刷しようとしたところ、通院や買い物でバタバタしてしまい、「まあ明日でも印刷できるか…」と思い当日を迎え会場に向かいました。

その油断がよくありませんでした…

USBメモリにチラシを入れてきたはずが入っておらず、急遽QRコードを生成してネットプリントを試したのですが、どうしても上下が切れてプリントされてしまったり、「画像が小さすぎます」と言われプリントできなかったりといった事態に見舞われました…。

頒布数が少なく早々に完売してしまったため、電子版の問い合わせを多数いただいていたようなのですが、QRコードがなく「あとでサークルページからリンクたどってください」という不親切な案内をせざるをえなくなりました…前日までに準備は万端にしておけということですね…悲しい…。

その後携帯にQRコードを表示させて置いておくという手段に出ましたが、やはりチラシがあるのとないのとでは違っただろうなぁと感じました。

コミケとか、なんかみんな当日コピ本印刷&製本とかしてるし大丈夫っしょ」とか思ってましたがあれは全然大丈夫じゃない人たちだったんだなということがわかりました(友人たちに失礼ですが)。

まとめ

反省点がありすぎるサークル参加でしたが、非常に勉強になりました。次回以降はこの反省点を生かします!

本日は購入してくださったみなさま、応援&協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。